古さを感じさせないと独特の趣味性を備えている
実用的にはハッチバックスタイルの軽自動車だが、趣味性はかなり強い。リアビューなどは往年のイギリス車風でもあり、結構マニアックな面も持ち合わせている。大人の女性を狙った車だが、中高年齢層の男性が乗っても違和感を抱かせない。水平基調のボディだから、視界や取り回し性でも満足できる。
チェックポイント
NG!ポイント
ステアリングは少々反応の鈍い設定だ
現行ムーヴに比べると一時代前の設定だから、走行安全性を確保するためにステアリングの反応を鈍めに抑えている。また、大人4名の乗車は妨げないが、リアシートも広いとは言えない。
チェックポイント
OK!ポイント
内外装のデザインをシックにアレンジ
ムーヴラテなどとプラットフォームを共通化したロールーフボディの軽自動車だが、外観をクラシックにアレンジしたことが特徴。プレミアムXであれば、インパネ周りも落ち着いた雰囲気だ。
素性の良さを生かして上質な軽自動車に仕上げた
ムーヴの場合はルーフが高く、スポーティな方向に発展させるとバランスが難しい。その点、見らは少し俊敏なハンドリングを与えながら、乗り心地も含めてバランスが取れている。
特にカスタムシリーズはフロントシートもベンチタイプになり、座り心地が良好。走行性能、快適性ともに高い水準にある。
チェックポイント
NG!ポイント
リアシートの座面はしなやかさが欲しい
リアシートは広いスペースを備えているが、座面のボリューム感がいま一歩。もう少し体が沈む設定にするとよい。また、ターボ車となれば、ロールーフの軽自動車ながらも価格が上昇する。
チェックポイント
ok!ポイント
走行性能に優れ リアシートも快適だ
ミラは全高が1500mmを下まわるロールールボディの軽自動車だが、ホイールベースを2490mmまで拡大してリアシートが広い。さらにボディも軽量。ターボモデルなら、走行性能は軽自動車の最高水準だ。
広い荷室とスライドドアを生かせるならば買得だ
ピラーレス構造のスライドドアを採用したことで、前後のドアを開くと間口を広く取れる。お年寄りの乗り降りなどに便利だ。
また、リアシートを畳めばボックス上の広い荷室になり、自転車なども積める。これらの機能を生かせるユーザーなら、買う価値は高いだろう。カスタムRSなら動力性能も十分だ。
チェックポイント
NG!ポイント
リアシートの居住性は改善してほしい
フラットで広い荷室が得られる半面、床に位置が少し高めだ。リアシートに座ると、座面と床との間隔が若干不足する。加えてリアシートの座面はボリューム感が不足気味。改善の余地を残す。
チェックポイント
OK!ポイント
広く使いやすい荷室と十分な動力性能
荷室は標準ボディと同じく、広くて使い勝手が優れる。左側面には電動開閉式のスライドドアを装着。中央のピラーをドアに埋め込んだから、前後を開くと間口が広がって乗降性が優れている。
高価格だが軽自動車の頂点に立つ車という印象だ
価格はかなり高いが、動力性能の不足を感じさせず、乗り心地もおおむね快適。内装の質感も高く、前後のシートとも十分な居住空間が備わる。最近の軽自動車は満足感を高めて好調な売れ行きだが、その市場動向を象徴するような車になっている。最良の軽自動車がほしいと考えるユーザーなら、検討に値する。
